Windows 7 SP1クリーンインストール後のWindowsUpdate
昨年Windows7をクリーンインストールした後のWindowsUpdateですが、確認は終わらないわ、始まったと思ったらエラーで止まるわ、出来たと思っても200個以上の更新を延々と待たされるわで、WindowsUpdateがおかしくなってもう1回リカバリーなんてした方も結構いるのではないでしょうか。
今年の春辺りからは、不思議なことに昨年までのおかしな挙動も治まって、確認もすぐに終わり動作が非常にスムースでトラブルもあまりありません。
単なる想像ですが、昨年までのおかしな挙動はWindowsUpdateクライアントのバージョンがどうのというよりも、サーバ側の問題が根本だったような気がします。
現在WindowsUpdateエージェントのバージョンも、7.6.4600.320のままでもサクサク終わります。
そこで、Windows10の更新が楽になったようなので、Windows7はどうかと再び検証してみました。
最新のロールアップを使用しての検証です。
スポンサーリンク
クリーンインストール直後
まずは通常の挙動を見てみます。
クリーンインストール後すぐに、WindowsUpdateを開くとWindows Updateそのものの更新案内が入ります。
インストールボタンを押すと窓が閉じて、アップデートの確認が始まります。
初期状態のWindowsUpdateエージェントは、4.5.7601.17514ですが、この更新をすると、7.6.4600.320になります。
そして5分くらいで確認が終わって、187個の更新と7個のオプションが出てきました。
この中にはIEや.NETは入っていないので、この更新の後再起動すると、またIEと.Net分の何十個かの更新がどばっと来ると思われます。
このあたりの内容は特に変わらないようでConvenience rollup updateもありません。
このまま続けるとスムースにいっても2時間以上近くかかりそうなのでここまで。
もう1回クリーンインストール直後
もう一度クリーンインストール直後の同じところからです。
インストール直後のWindowsUpdateの設定を聞かれる場面で何もしないようにして、勝手にWindowsUpdateが動作しないようにして作業します。
手動で更新を入れていきます
ちなみに下記の直リンクは全て64ビット用のものです。
1・KB3177467
サービス スタック更新プログラム
この更新を入れないと何やら更新の再起動の適用時にフリーズしたり問題が発生する場合があるみたいなので、まず最初に入れてしまいます。
https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=53857
直リンク>Windows6.1-KB3177467-x86.msu
2・KB4025341
2017 年 7 月 12日の現時点で最新のマンスリーロールアップです。
http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4025341
直リンク>windows6.1-kb4025341-x64_e2518cc83b86902d20302f114a7ebe4249efbe9c.msu
これが入った時点で、WindowsUpdteエージェントのバージョンは最新の7.6.7601.23806になります。
3・KB3125574
一年前に出たコンビニエンスロールアップです。
Convenience Rollup Update(2016/05/16)
http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3125574
直リンク>windows6.1-kb3125574-v4-x64_2dafb1d203c8964239af3048b5dd4b1264cd93b9.msu
さすがに容量があるので多少時間がかかるので放置していましたが、30分もかかっていなかったような気がします。
4・IE11
IE8は使えませんのでIE11を入れます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/internet-explorer-11-for-windows-7-details.aspx
直リンク>EIE11_JA-JP_MCM_WIN764.exe
現時点で初期のIE8から通常の手順ではダウンロードが出来なくなっています。
IE8起動すると
最新バージョンに更新を開く
Internet Exproler 11 for Windows7を開く
日本語を選択しダウンロードボタンを押して、ページは切り替わるもののダウンロードされずアウトです。
chromeなどを入れて落とすか、事前に用意しておくと良いでしょう。
上の直リンクも使えます。
スポンサーリンク
5・.NET4.6
.Net関連も先に入れておきます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=48137
直リンク>NDP46-KB3045557-x86-x64-AllOS-ENU.exe
7・.NET4.7
すぐに4.7も来るので
http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3186497
直リンク>ndp47-kb3186495-x86-x64-enu_e8626e9c79e498df13a551f56f8f617700d61acd.exe
IE同様.Net関連はWindowsUpdateから更新が入るとコンパイル始めたりして、やたら時間がかかるので先に入れてしまいましょう。
コンビニエンスロールアップはそれなりの容量があるので、多少時間がかかりますが、他は普通なのでここまでインストールで1時間もかかっていません。
手動で入れ終わった後の更新
一通り入れ終わったら、WindowsUpdateを開いて、自動更新を有効にします。
すると確認が始まり、2分くらいで残りの54個の更新が出てきました。
それでもまだ54個もあるんですね。
触ってしまったのでしょうか、よく見ると選択されているのが53個でしたね。
更新がズラーッと出ていますが、細かく確認していません。
再起動して1個だけ残っていたのを入れて20分位です。
PCのスペックにもよりますが、この程度で終わるのであればConvenience rollup updateはありがたいですね。
どうせなら自動で適用してくれて、毎年出してくれればいいのに・・・
10に乗り換えさせたいでしょうからきっとこれ以上は期待できませんね。