初期Windows 10ビルド10240リカバリー後のアップグレード
Windows 10 が出始めの初期のPCを購入時の状態にリカバリーした後にWindowsUpdateするとどうなるでしょうか。
初期のバージョンは1507ビルド10240ですが、すでにサポートが終わっています。
以前のWindowsだったら、WindowsUpdateが最新の状態まで細かく全部適用されてから、サービスパックを順番に入れていくというのが自動的な順序でした。
Windows 10 ではどうでしょうか。
リカバリーしてWindows10が出た直後の状態にして確認してみました。
起動して放置しながらしばらく様子を見る
WindowsUpdateが動いている様子はあるのですが、何やらダウンロードはしているのですが、確認でもインストールされているわけでもなく、しばらくすると、デスクトップにWindows10アップグレードアシスタントのアイコンが現れました。
アイコンの中身の在り処、Cドライブ直下のWindows10Upgradeフォルダの中を覗いてみると、4.5GBほどのesdファイルがあります。
15063.0.170607-1447.rs2_release_svc_refresh_CLIENTCombined_RET_x64fre_ja-jp.esd
その後、このESDファイルは暗号化されたESDファイルに変換されています。
ファイル名は覚えていませんがCRYPTとか入っていた気がします。
そしてそのファイルも消えてしまいました。
スポンサーリンク
アップグレードアシスタントが自動で起動
その後しばらくすると自動でアップグレードアシスタントが起動しました。
自動で起動して30分以内にアップグレードしろとPCの操作を奪われます。
一応「後で通知する」を選べば消えてくれるのですが、再起動ボタンを押してしまうと強制的に再起動して更新が始まります。
後で通知するにしても、デスクトップのアイコンから起動できます。
メーカー製のPCの場合は、数年前の体験版のウイルス対策ソフトが入っていると思われますので、実施前にアンインストールが必要です。
更新作業
自動で再起動した後は、いつもどおりの更新が始まります。
リカバリー直後なので、ユーザデータもソフトも入っていないため30分程度で終了しました。
更新後のバージョンは最新の1703
最初にESDファイルを見た時に15063とあったので、現時点の最新が入るのかなと思っていたのですが、やはりそうでした。
みごとにCreators Update 1703になっています。
更新後の最初の起動で、色々とプライバシー関連の承諾やらコンタナの設定なども一緒です。
更新後のWindowsUpdateは
初めから入っていたのがクリティカルアップデートの KB4021572 (KB4020001の置き換え)のみです。
中身はsystemreset関連らしいです。
その後3個が自動更新で入りました。
KB4025342 累積更新
KB4025376 Flash関連
KB4022725 累積更新
累積更新はどちらも単体で落とすと結構なサイズですが、これだけで簡単に終わってくれるのは素晴らしいですね。
時間もそれほどかかっていません。
いつまでも同じビルドを引きづらない様にしたことで、こういった更新も楽になりますし、トラブルも減ることと思います。
これらのインストール完了後の更新プログラムの確認でWindowsDefenderの最新の定義が1個入ります。
そして再起動の要求となり再起動すると完了となります。
再起動すれば、全て最新の状態ですぐに使うことが出来ます。
定期的に累積の更新を作ってくれるようになったおかげで楽になりました。
以前のように3桁のアップデートを延々と当てていたのが嘘のようですね。