WiFi無線アダプタの5GHz対応と5GHz専用の罠

2017年7月21日Windows,ニュース,製品情報

無線WiFiのトラブルというか、WiFiデバイスの新製品での勘違いというか、パソコンサポートにて出会った新製品。

何やらやっかいな製品も出てきました。

ここ最近、今日で3件目です。

最近無線WiFiで速度が注目されるようになってきたと思います。

どうせならパソコンも最新の早い規格で通信したいと、最新のUSBのアダプタを購入したものの接続できないと・・・

3件とも全部メーカーは違うのですが、使っているチップは一緒なのかな?(蟹)

USB無線アダプタで5GHz専用なんて製品が出てきています。

スポンサーリンク


無線LANの規格には大きく分けて2種類ある

近い将来の規格の話を入れるとややこしくなるので、現時点で一般に普及している部分で話をすると。

無線LANの通信には、使われている電波の周波数が2種類あります。

2.4GHz帯5GHz帯の2種類です。

2.4GHz帯の方は、家庭電話の子機であるとか、ワイヤレスマウスであるとか、汎用的に微弱な電波で使うことの出来る周波数です。

電子レンジは強力な電波を出しますが、シールドをして電波が漏れないように作られてはいますが、他の2.4GHz通信に影響を与えることが結構あります。

5GHzの方は、さらに細かく周波数が別れていて、無線LANの他にも、気象や飛行機などの各種レーダーや、無線LANも屋内専用の周波数や屋外でも利用できる周波数など色々あります。

5GHzの高い周波数帯のW56は野外でも使えるが、W52、W53は屋内専用だったり、W53とW56はレーダーによる利用制限があったりとややこしいです。

 

WiFiとは

無線LANのWiFiについて良く聞かれることがあります。

無線LANとWiFiは別物と思っている方もいれば、無線LANの事をWiFiと思っている方もいらっしゃいます。

厳密に言うと、様々な仕様の無線LANの中で、ある一定の無線LANの通信方式の条件を満たしてWiFiの団体から認証されている機器をWiFi認証機器といいます。

WiFIの認証されている機器同士であれば、メーカーが違ってもその通信方式での利用が出来るというものです。

無線LANの方は、ネットワークの通信を電波を使って通信する方法全般のことをいいます。

WiFiアダプタと行ったら、WiFIの認証を受けている機器のことをいい、WiFiルータといったら、WiFiの認証を受けているルータのことをいいます。

そういった事情があるのですが、一般的には無線LAN=WiFiという認識で良いかと思います。

USBの外付けWiFiアダプタにも対応している色々な規格がある

いままで出ている製品は5GHzに対応していない2.4GHz専用のものと、どちらも対応しているデュアルバンド対応の製品ばかりでした。

無線LANが初期の頃から汎用的に普及したのが2.4GHz帯だったこともあり、2.4GHzに対応していないとお話になりませんでした。

ところが、今回の問題のUSBのWiFiアダプタは、なんと5GHz専用だったのです。

ドライバをいれてPCに差し込んでも電波を全く拾わないので、おかしいなと思い入れ直してみたりしても変わらずで、よくよくパッケージを見てみると、5GHz対応ではなく、5GHz専用と書いてあるではないですか。

親機が5GHzに対応していればいいのですが、2.4GHz専用だとアウトです。

 

2.4GHz帯と5GHz帯両方同時に使えない無線親機もある

中には、デュアルバンド対応でも同時利用ができないルータもあります。

いきなり当たったのがこの組み合わせのパターンで、AUモバイルのSpeed Wi-Fi NEXT W04という機種。

この機種は、デフォルトだと2.4GHz帯のみ使える様になっていて、5GHzに対応しているものの利用するには5GHzに切り替えないといけません。

切り替えると困ったことに2.4GHzは使えなくなります。

説明書をよーく読むとわかるのですが、同時利用はできませんという案内はどこにも書いてありません。

スポンサーリンク

2.4GHzと5GHzとどちらがいいのか

これは一長一短あります。

速度的には5GHzの方が早いと思いますが条件によります。

同じ部屋で利用するのであれば断然5GHzの方が良いでしょう。

近所の家で5GHz帯がたくさんあってもマンションの様に近くなければ影響は少ない気がしますが、5GHz帯が近くにあまりたくさんあると影響あるのか速度が出ない気がします。

ある程度の強さの近所の5GHz電波が複数ある場合は、あまりよろしくないという感じです。

また、5GHzはレーダーの電波に影響を与えないように、初期の接続に1分かかるとか、利用中でもレーダー波を受信したら接続が1分間切られるなど、イライラの原因となる場合があります。

障害物が多い時は2.4GHzの方が早いし安定していると思います。

階をまたぐとか、いくつか先の部屋で使うとかの場合は2.4GHzで使った方が安定している事が多い気がします。

機器同士の相性問題が出にくいのも2.4GHz帯で、5GHzではどうも1台だけ安定しないのがあるなんてことがあります。

結局のところ、電波は見えないので、環境や近所の状況によって違いますので、利用場所での最適はどちらなのか、まずは5GHzでやってみて両方切り替えてしばらく使ってみて快適な方にするのが良いと思います。

 

WiFi規格の種類

パッケージを見ると規格も色々と対応が書いてありますね。

一般的によく使われているのが、

IEEE 802.11b(B)

IEEE 802.11g(G)

IEEE 802.11a(A)

IEEE 802.11n(N)

IEEE 802.11ac(AC)

(11n)とか(11G)とか表記されている場合もありますね。

IEEEは(アイトリプルイー)などと読みます。

ちなみにMIMOという表記を見ることがありますが、これはWiFiの規格ではなく、複数のアンテナで送信受信をそれぞれ別々のアンテナで効率よく通信できるようにした技術です。

 

購入する際の注意点

まず親機の規格がどこまで対応しているか確認しましょう。

とにかく普通に使えればいいよと言う場合は、2.4GHzのものをオススメしますが、5GHzも同時利用できるものにしておいた方が良いでしょう。

W04の様に5GHzと2.4GHz同時利用できない機器だと、複数の端末で利用する場合に色々と不便な場合があります。

親機の側は、様々な機器を繋ぎに行きますので、将来的にもどれにでも対応できるものが良いでしょう。

もし親機が最新のものでも子機側が対応していなければ、子機の規格での通信となります。

今回のこの5GHz専用の子機だった場合、親機が5GHzに対応していなければ利用不可です。

また5GHzで親機との相性問題が出たら、2.4GHzで試すという選択も出来なくなりますので、できるだけ対応の多いもの、もしくは汎用性の高い2.4GHzのものが良いでしょう。

よって、この5GHz専用のアダプタは、特殊な条件下であえて選ぶ以外ではやめておいたほうが良いです。

ちなみに、5GHz専用は「11ac/n/a」などと表記されています。

11acに目を奪われてしまいますが、買うのであれば、「11ac/n/a/g/b 」と全て対応(gとbがあるこの表記だと全て対応)しているものが良いでしょう。