ディスク領域不足の警告が出る

2017年9月13日Windows,Windows10,Windows7,Windows8

一時期少なくなっていたCドライブの領域不足のトラブルです。

このところ、再びポツリポツリと増えてきました。

動作が遅くなってきたと思っていると、画面の右下にディスクの領域不足の警告の窓が出始めます。

そう簡単に自分のデータを削除するわけにもいかず困ってしまいます。

容量が少なくなる原因は色々ありますが、ご自身で多量の動画や画像のデータを保存している認識がないのであれば、他の原因が考えられます。

 

パーティションを分割している場合

その昔WindowsXPの後期やWindowsVistaが出始めの頃は、メーカーさんでCドライブの容量を少なく、Dドライブの容量を多くした状態で出荷されていました。

せっかくの大容量のHDDでもCドライブ60GBで残り400GB近くがDドライブになっていたなど。

普通にPCを使い始めたユーザーがDドライブにドキュメントフォルダを移行したりして使うなどという事は出来るわけもなく、数年後にWindowsのアップデートをしているだけでCドライブの容量が足りなくなるという事態に。

仕方なくリカバリーした方も多いかと思いますが、そのままリカバリーしただけだとCの容量は変わらないのですぐに同じ状況になってしまっていました。

この場合CドライブとDドライブの容量の割合を変更してあげないといけません。

 

 

最近流行りのSSDの場合

最近はSSDが普及して安くなっているので、モバイル端末など含めSSDのモデルが増えてきています。

SSDは速度的にも読み書きが早いので、CPUが多少劣るスペックのPCでもサクサクと動作します。

しかしながら、容量としては最近の1TB、2TBというHDDには及ばず、128GBや256GBなど1割程度しか無い低容量です。

HDDと同じように音楽や動画を結構な量保存していると厳しい状況になりやすいです。

特に最近の動画で4Kのものなど保存するとあっという間です。

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バックアップソフト

最近は無くなりましたが、某メーカーのPC付属のバックアップソフトを立ち上げてしまうと勝手にCドライブのバックアップをCドライブドライブに作り出すというとんでもな物がありました。

ちゃんと設定すればいいソフトなのですが、興味本位で立ち上げただけで勝手にスケジュールまでして自動でバックアップしてくれるのはありがたいのですが、Cドライブが80GBしか無いのにそれはないだろうという感じです。

バックアップソフトを使う方は、基本的に手動でバックアップが出来ない方が多いです。

なので、良くわからずにドキュメントのバックアップをCドライブに作っていたなどということも結構あります。

ドキュメントだけならそれでもいいかもしれないのですが、良くわからない方はとりあえず全部をバックアップと考えるので、CドライブまるごとをCドライブになんて手動で設定してたりします。

すると無限ループで容量がゼロになるまで動き続けPCが止まってしまいます。

また、外付けUSBメモリにバックアップをする設定にしていてUSBメモリが刺さっていないため、全くバックアップできていなかったなどという事もあります。

 

バックアップについては手動でやるよう覚えたほうがおすすめです。

ソフトに頼って必要な時に結局戻せなかったら何にもなりませんから。

 

複数のユーザーアカウント

ユーザーアカウントを作成すると、それぞれのユーザーごとにプロファイルが作られます。

Windows8やWindows10はストアアプリがあります。

このストアアプリは各ユーザプロファイルごとに別々にインストールされ結構な容量があります。

まっさらなユーザーアカウントを作成すると素の状態で600MB以上はあります。

ユーザアカウントを目的別に10個ほど作られていた方がいらっしゃいましたが、容量的には結構厳しいです。

ストレージに余裕がない場合はユーザアカウントは最低限にした方が良いです。

現状のまま空き容量を確保する方法

現状のまま必要のないファイルを削除することによって多少の容量を確保できます。

ディスクのクリーンアップ

エクスプローラーを開き、PCを開きます。

Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます。

「ディスクのクリーンアップ」を開きます。

出ている項目は全て削除してしまっても大丈夫なものです。

容量を見て多いものはチェックを入れてOKすると安全に削除され容量が確保できます。

システムファイルのクリーンアップ

同じく先程のディスクのクリーンアップの画面を出します。

ここの左下の「システムファイルのクリーンアップ」を開きます。

すると、WindowsUpdateの項目や、以前のWindowsのインストール一時Windowsインストールファイルなどかなり容量がある場合があります。

Windowsがバージョンアップした際に、以前の状態に戻せるようにするためのバックアップファイルです。

これらを消すことによって以前のバージョンには戻れなくなりますが、1ヶ月以上前だとどちらにしろ戻せなくなるので必要ないものになります。

チェックを入れて削除してしまいましょう。

また、Windowsのバージョンアップは今後1年に2回ほど予定されているようなので、バージョンアップ後は毎回実施したほうが良いかもしれません。

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システムの復元用

同じ様にwindowsの機能でシステムの復元というのがあります。

以前の状態やファイルを保存しておき設定や一部のファイルを元に戻せるようにするための機能です。

しかしながら、かなり前の状態に完全に戻せるわけでもないので、ある程度昔の状態に戻すと改善不可なエラーが出る場合がありますので、あまり頻繁に利用しないほうが良いと思います。

ついうっかり間違った設定をしてしまって、すぐに元に戻したい場合などには非常に役に立ちます。

これのためのバックアップの容量がものすごく多く割り当てられている場合がありますので、調整したほうが良いでしょう。

「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」、「システム」と開きます。

左側の「システムの保護」を開きます。

構成を開きます。

すると有効無効の設定と、有効時にどれだけの割合でディスクを使うかが設定できます。

ここを80%に設定されているのを見たことがありますが、ほんの1〜2%でも良いです。

最終的にここで確保された容量の分だけユーザは使えないことになりますので、システムの復元を使わないのであれば無効にしてしまってもPCはちゃんと動作します。

一時的に全ての復元用のファイルを削除することはできますが、この設定が大量に使うようになっていると再び勝手に容量を使われてしまうので、設定を確認しておいたほうが良いです。

 

それでもまだ空き容量が増えない

一通りやってみても空きが確保できない場合は動画や音楽や画像を他へ移動する必要があります。

それらのファイルが無い場合でまだ空きが無いという場合はよく調査してみないとわかりません。

目安としてはWindows10は少ないとCドライブの使用が20GB程度で済む場合もありますが、多くの場合メーカーのアプリが入っていたりで30〜40GBは使うものかもしれません。

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