Windowsのアップグレードが出来ないトラブル
よくある案件で、OSのアップグレードが出来ていないというトラブルが結構あります。
そのうち8割がたは、同じ理由でアップグレードできない状態です。
WIndows 8 で購入したPCが 8.1 にできないままで使っている。
Windows 10 の初期に買ったPCでも、一度もアップグレード出来ていない。
この2点になります。
Windows 10 も初期のバージョン1507ビルド10240、すでにサポートが終わっていて、最新のWindows 10 にアップグレードしないといけません。
パソコンサポートではその場でDVDから出来るのですが、ご自身でとなるとちょっと難しいかもしれません。
圧倒的に多い理由とは
もちろんOS側でネットワークに問題があるとか、プロクシが絡んでいるとかのトラブルによりWindowsUpdateが出来ないなんて事もありますが、圧倒的に多いのが、そもそも問題で、テレビCMでもおなじみの有名な通販会社で、金利手数料は◯◯が負担、パソコンからプリンタ、インターネット回線までぜーんぶセットで!今なら◯◯円!。
にて購入されたお客様が圧倒的に多かったです。
そこの通販で、光回線がかなり普及してからというもの、イーモバイル(今はYモバ)のポケットWiFi回線とパソコンやタブレットをセットで販売しているのですが、通信量に制限があるのをご存じ無い方も多いかと思います。
通販で買われた方は、販売側がターゲットにしているので当然なのですが、比較的スキルの低い方が多く、普通に使っているだけでもちょっと動画を見ただけで制限がかかって、Yahooのトップが数十分間も待たないと出て来ないと相談が入ります。
当然こんな状況で、OSアップグレード用のダウンロードなど完了する訳もなく、アップグレードの警告は出るけど出来ないというカオスに陥ります。
しかも、購入以前は光を引いていた方が結構多く、新しいパソコンと回線の契約したから光は解約してしまっているとう状態。
通常のWindowsUpdateすら、時折完了している項目が出ている程度で、まだ結構溜まっているなんてよくあります。
Windows10の初期バージョンでは、最新に更新するようにWindows更新アシスタントが警告を出すようなりました。
バージョンの確認方法
Windowsのバージョンも非常にややこしくて、バージョンとビルドの2つの番号があります。
Windows10の場合バージョンに当たるのが、今までのXPやらVistaやら7やらと思っていただければよいかと思います。
さらに、ビルドがそのOSバージョンの中でのバージョンアップ情報で、数字が多いほど新しいことになります。
確認方法は簡単で、スタートメニューの検索や、コルタナさんや、コマンドプロンプトで
winver
と入れてEnterします。
ちなみに、コマンドプロンプトの一番上にはバージョンが出ていいます。
初期のWindows10 バージョン1507 ビルド10240
初期のバージョンは10.0表記なんですけど、方針が変わったらしいです。
一つ前のWindows10 バージョン1607 ビルド14393
現在のWindows10 バージョン1703 ビルド15063
念の為、事前に「コントロールパネル」「システムとセキュリティ」「システム」を開いて、お使いのオペレーティングシステムのビット数も確認しておきましょう。
ほとんどの場合は64ビットだと思います。
回線が無い場合の更新方法
まずどこかで最新のwindowsインストールメディアをダウンロード保存し、祖をを使ってアップグレードします。
モバイル回線からの更新は実質不可能と考えて、他の場所で何とかする方法を考えましょう。
Windows8から8.1への更新はストア経由でなくてはダメとか思われている方も多いのですが、実際には最新のインストールDVDなどから直接最新の8.1に更新できます。
8から8.1のバージョンアップと言っても、実際にはOSまるごと入れ替えしているので、Vistaから7に上げるようなものなのです。
8GB程度の空のUSBメモリを用意して、お隣さんとか、お知り合いの方の家の回線をお借りしたり、ネットカフェなどで下記URLから、最新のWindowsのインストールメディアをダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows8
URLはGoogleで「windows iso」と検索すると、上のサイトが検索で出ると思います。
メディアの作成
早い回線のあるPCをお借りして、USBメディアをPCに刺した状態で、該当のOSを選択してダウンロードします。
「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロードされた「MediaCreationTool.exe」を実行します。
「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択し次へ進みます。
「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外し次へ進みます。
「USBフラッシュドライブ」を選択して次へ進みます。
作成の確認が出るので進みます。
しばらく待って完成したら「完了」します。
これでインストール用のメディアの作成完了です。
実際にアップグレードする
持ち帰ったUSBメモリをご自身のPCに刺します。
USBの中の「setup.exe」を実行します。
案内に従って、アップグレードを実行します。
多少時間がかかるので、時間に余裕のある時にしましょう。
この方法であれば、8から8.1へのアップグレードもストアもMSアカウントも関係なくアップグレードできます。