Windows10のアップデートで動作が遅くなってしまった場合
かなり古い機種でもWindows 10 の最新ビルドCreators Update ビルド1703が配信され始めました。
この更新を入れた事によってやたらとPCの動作が遅くなるという案件が数件ありました。
PCは立ち上がりはするのですが、起動にやたらと時間がかかるようになり、立ち上がってからもやたらと動作が遅いという状況です。
遅くなる原因とは
一番多い原因はウイルス対策ソフトでした。
ウイルスバスター、ノートン、マカフィー、F-Secure、カスペルスキーなどと特定のウイルス対策ソフトに限ったことでは無さそうです。
ウイルス対策ソフトも正常に動作し、最新の定義にアップデートもされているのですがPCの動作が遅い状況です。
そして共通しているのが、どれもWindows 7 からWindows 10 に上げたPCということと、Windows 7時代からずっと対象のウイルス対策ソフトを使っていたということ。
もしかしたら、アップデート直後にやたら時間がかかることにより電源ボタン長押しで強制終了などしているのかも知れませんが、その辺は定かではありません。
Windowsのアップデート後にウイルス対策ソフト自身がアップデート中は動作が遅くなると思いますので、そのタイミングで再起動したり強制終了したりするとおかしくなる可能性はあります。
もし動作があまりにも遅かったら
ウイルス対策ソフトか、iフィルターなどのシステムの根っこの部分で監視動作する様なソフトは、何かソフト側に問題があるとPC全体の動作がおかしくなる可能性が高いです。
ですので、一旦ウイルス対策ソフトを削除して様子を見てみるのが良いと思います。
Winodws 10 にはウイルス対策機能が付属していて、今お使いのウイルス対策ソフトが一時的に消えたとしても監視はしてくれているので大丈夫です。
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ウイルス対策ソフトの削除方法
注意!
まず削除する前にウイルス対策ソフトのライセンス番号などの情報が全て揃っているか確認します。
ライセンス番号や、アカウントやパスワードなどがわからないと、一旦削除した後に再インストールが出来なくなってしまいます。
通常はコントロールパネルから削除すれば良いのですが、Windows 7からWindows 10 に上げたPCの場合正常に削除しきれない場合が結構あります。
何かトラブルがあってウイルス対策ソフトを削除する時は、コンパネから削除した後に各ウイルス対策ソフトメーカーが提供している削除ツールを実行してクリーンナップしておくのが良いです。
まずコントロールパネルを開きます。
開き方はこちらの記事を
開いたら、「プログラムのアンインストール」を開きます。
一覧から目的となるお使いのウイルス対策ソフトを探し、その項目を右クリックして「アンインストール」を選び、指示に従いアンインストールします。
大抵の場合再起動を求められますが、再起動を求められなかった場合もPCを再起動します。
次におかしな残骸が残っているといけないので、提供されている削除ツールを実施します。
各ウイルス対策ソフト削除ツール一覧
ウイルス対策ソフトの各メーカーのホームページから削除ツールをダウンロードし、サイトの解説通りに実行します。
これにより、ウイルス対策ソフトの問題となる残骸などが取り除かれ、全て削除することが出来ます。
ウイルスバスター(トレンドマイクロ)
ノートン
マカフィー
マカフィー削除ツール
カスペルスキー
F-Secure
アンインストール ツール (WINDOWS 用)を選択して下さい。
ESET
ウイルスセキュリティZERO
ZEROスーパーセキュリティ
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削除ツール実施後
削除ツールを実施した後は、必ずそのままの状態でPCを使ってみて何回か再起動(シャットダウンではなく再起動)をしてみて、何も問題がないかよく確認しておきます。
ここでまだ問題があるようであれば、遅くなる原因はウイルス対策ソフトでは無かったという事になります、
しばらく使ってみて問題ないようであれば、お使いだったウイルス対策ソフトの最新版を、各ウイルス対策ソフトメーカーからダウンロードしてインストールします。
もしここでウイルス対策ソフトをインストールしたら、再び遅くなってしまったという場合は、それは正常で仕方のないことかも知れません。
またPCのスペックとの相性などもあるので、別のメーカーのウイルス対策ソフトに乗り換えるなどの検討もしてみます。